「ピン」とくる表現は大事

留学時代の話。
アメリカの家は古い。
築100年とかザラにある。

フィラデルフィアという地方都市の一例だが、私はアパートというかフラットというか、適当な集合住宅に住んでいた。

シンクやバスなどの水回りに『見慣れないタイプのてんとう虫くらいの虫』がよく出てくる。

3年で計2箇所に住んだが、その虫は、二箇所とも、特定の場所でよく出てくる。
友達に話しても「ああ、いるよね」みたいなリアクション。

そうか、よくいる虫なんだなと。

ある時、再びその虫の話題になった時、初めて理解した。

『ホント鬱陶しいよね、ゴキブリ。』

は?
最初に言ってくれないか。
あれ、Gだったの?

前住んでた家では、自室のケトルとかにもたまに侵入してたんだが。
熱湯消毒するからいいけど。(よくない)。

日本でよく見る、いわゆる「黒とか茶色の感じ」のやつは、職場とか外でたまに見ていた。
だから、この国でもGとは「そういう形」なんだと。

それが、シンクにいるあいつらも、だと?!

信じたくなくて、しばらくすったもんだで否認を試みたがダメだった。

(検索履歴が汚染されるので私は絶対にやらないけど、気になる方はroachで調べてください。)

ぱっと見綺麗に見えるGがよく出るシェアハウスのキッチン。よく出るっていうか、常にいる。倒しても倒しても出てくる。
帰国直前で何にもない自室。こちらお値段$630/月。懐かしいな。この家では自室には出なかった。よかった。

Gだとわかる前は「まぁ、鬱陶しいけど掘っておくか」くらいなテンションだったけど、
認識が変わった途端、見つけ次第、駆除するようになった。

「その虫が私にした事」は何も変わってないけど、認識が変わった途端に、ものすごい嫌悪と排除が始まったので、
何というか、その落差にちょっとびっくりもした。

ちょっと違うけど、差別とか偏見としての「こうあるべき」がパッキリ決まっている時の、潔さというか冷酷さみたいなもの…を自分の中に見た気がした。



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