前世療法が難しかった話

アメリカに住んでいた時、少し振り切れたことをしておくか、と、かねてより興味があった「前世療法」に行った。

前世療法とは催眠療法の一種で、退行催眠によって輪廻天性(前世があること)を前提に、心的外傷等を取り除くことができる…方法らしい(by ウィキとChatGPT)。

ちなみに「前世療法」といえばこの本。

https://amzn.asia/d/g4FTumk

後にセラピストさんとお話ししてわかったのは、多分、この本が唯一(続編あるけど)にして最大のバイブルのようだと言うこと。

留学するうんと前に「胡散臭い…」と思いつつ興味本位で読んだら意外に面白かったのを覚えている。

あと、一応、学術界で「話題」になり得るもんなのかなと、試しにPubmedをググったら、すぐに出てきたのはアンチ論文。そりゃそうか。


https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/29416831/

ChatGPT 4oの要約

私はそもそも「催眠状態とかで映像が見えるのはいいとして、何故それを前世と信じ込めるのか?」と疑問を持つタイプ。
というか「前世療法で切実に何とかしたいこと」が正直ない。

あと、忘れちゃいけないのだが、私は英語が不自由。
日常を何とかしてる、というより、めちゃくちゃでも気にせずどうにか生きてる、というレベルなので、催眠とか大丈夫なのか?という状態。

これだけの不利な状態ではあったが、「でも、もしかして、私の知らない世界があるのでは?」と期待して、Phillyにある前世療法の予約をとった。$250くらい払った。ご祝儀価格。

前世療法の流れ

セラピーは、

1. カウンセリング
2. セッション
3. セッション後のまとめ

というような流れで進む。

ここはアメリカ。1対1でやるのでそれなりに怖い。いやアメリカでなくても怖い。
ということで、優しそうなおばあちゃんセラピストにお願いした。
「外国人なんで、英語できないっす。」と事前申告もしておいた。準備万端。

私には、どうにかしたい「トラウマ」は思い当たらないが、前世療法の適応症っぽい気がする「理由なき恐怖」として「飛行機嫌い」があった。よしこれだ。これを治すんだ。


場所は、落ち着いたログハウスみたいな家の2階、照明の強過ぎないベットとソファーが置かれたシンプルな部屋だった。

まずは1.のカウンセリングが始まる。

先ほどの「有名本」から前世療法が広がった話や、おばあちゃん先生自身がセラピーで回復した話、前世療法をどこで知ったか?何を期待しているか?などなどを話す。

私はここぞとばかりに「私は飛行機が大の苦手なんです。これは前世が原因かもしれません。」と拙い英語で伝えた。

老婆は「それはホメオパシーで治せます。」

と唯一のフラグを折ってくる。
ここ序盤だぞ。

てか、ホメオパシー?えぇ?

ついでに「キリスト教って輪廻転生ありましたっけ?」的なことも聞いてみたが
「すべての宗教で輪廻転生は証明されています」みたいなことを言ってた気がする(当時のメモにはそう書いてある)。
まぁこれは、私の英語力の問題かもしれませんので。

とにもかくにもやりますか、ということで、真っ白なシーツの引かれたベットに横になる。

前世療法は難しい

退行催眠的な感じなので、

今現在、から、だんだんと生まれる前、母親のお腹の中にいる時、へ戻り、そして前世へー

みたいな流れである。

目を閉じて、老婆のガイドに従う。
曰く、映像が見えてくると。

Trust your scene 

Don’t Try (Accept, Go through)

とのこと。


とはいえ始まりは、簡単なところから。まずはイメージを見る練習をする。

「キッチンにいる自分をイメージして」

なるほど。

「オーブンを開け閉めしたり、そこにあるレモンを手に取って、色や形を感じてください、切ってください、食べてください」

あ〜…欧米の方のキッチンか〜…やりなおし〜。


序盤でほぼほぼオチがつく。第二言語でやるのはベリーベストじゃない。
楽しいからいいけど。

そういう感じで、胎児から過去の世界に入るように促され、頭の中に浮かんできたランダムな映像を見て、映画を見るように、自分で動かさなくてよいからね‥と促される。

なんも見えん‥。真っ暗‥。

しばらくは正直に、み、見えないです〜、と申告していたが、あまりに埒が開かないので途中からイマジナリー前世を作り上げることを決意。

一応、セラピストさんのガイドには従いながら、「見えた」映像や出来事に対して、どう感じているか?何をしているか?また、一つの「生」を終えた時、その「人生」での私のresponsibilityが何だったか?dedicationは何だったか?

というようなことを尋ねられ答えていく。

難しすぎません?

というか、おばあちゃんが耳元でいい感じに優しく囁いてくるので、当然眠くなる。

真面目に頑張って前世映像に挑んでいても、それでもやっぱり二度ほど落ちる。

てか、こんなん処理落ちするわ。

そんなわけで、癒しというかめちゃくちゃ『トライ』した、前世療法だった。

前世療法、トラウマ療法にある『過去の再定義』というアプローチ自体は否定しないけど、とにかく私には色々難しすぎるな、と思った。

楽しかったです。

2 COMMENTS

タブさん、

ありがとうございます😆
私もこんなにたっぷりの猜疑心で受けたのでは、未経験も同然かもしれません。

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