20代以降、少なくとも6回以上の引っ越しを経験する引っ越しマニアこと私です (2020年現在)。
アメリカの家探しも、
ネットで部屋を見る → 不動産屋さんに足を運ぶ(連絡) → 内見 → 気に入れば契約
という流れだけど、一方で「アメリカの家ってこんな感じか」「そういうルールなんか」という驚きがあるのでシェアハピしたい。
フィラデルフィア家探しの注意ポイント
少し長いですが、個人的に重要だと思う点をば。
- 安全は金で買うもの。費用を抑えたいならルームシェア。
- ネットの写真は「かなり良く」見える。一方、築年数がすごくて外見が汚くても中はリノベーションで綺麗なことも。内見必須。なお、知っての通りこの国に地震はない。
- フィラデルフィアの賃貸では基本、不動産業者の仲介手数料は必要ない。
- 現地の(非日本人の)不動産業者さんの連絡はスムーズにいかないことがあるので早めの行動が大事。
- フィラデルフィア警察のCrime Mapperで犯罪発生状況を把握できる。
1. 安全は金で買うもの
日本に比べ、家賃が高いと思うかも知れません。
安全はタダではない。金で買うもの。
だそうです。
大抵の場合、住むに適した安全な場所とそうでない場所がはっきり分かれているので、現地の人から情報を聞き、少なくとも「危険」だと言われている場所を避ければOK。
「探せば安い掘り出し物があるはず」とは思わずに安全をお金で買う選択をしないと、マジで死ぬor酷い目に遭います。
どうしても費用を抑えたい場合は、シェアハウス物件を探しましょ。
ペンシルベニア大学やドレクセル大学に通う場合は、お店が充実したCenter Cityに住む人も多いです。
私はWest Philly (University City)の東の端っこの方に住んでました。
University CityはMarket St.より北と43th St.より西はあまり治安が良くなく「避けるべき」とよく言われています。
住んでる日本人もちらほら聞くけどね。あと、私んちはMarketよりは北だったな。
Center Cityの方は、Temple UniversityのあるNorth PhillyやSouth St.より南のSouth Phillyは治安が悪く、あまりおすすめではないスポット。でもまぁ、住む人もいる。
一方で、場所によっては近年、開発が進み治安の状況が変わりつつある地区もあるので、やっぱり、不動産屋さんとか現地の人に聞いてみるのがよさそう。
以下は超ざっくり、重要なことを記したマップ。
丸で囲ったところ以外はそれなりに微妙。
丸の外でも、大人一人で、注意して住む分には大丈夫だけど。

2. アメリカの物件は内見必須
サイトで見る部屋のお写真は写りが良く「超いい感じ」に見えます。
しかし、実際の「空いている部屋」を見せてもらうと結構がっかり、ということが良くあります。
文化の違いを反映しているのか「がっかり度合い」は日本での物件探しの比ではない。
実際に行ってみて、水回りでトラブルがないか、エアコンがうるさく無いか、トイレがちゃんと流れるか、シャワーはお湯が出るのか、壁は厚そうか(うるさくないか)か、などなど、しっかりと自分の目で見ることが大事。
ちなみに、隣の人のうるささはある程度ギャンブルです。
とはいえ、賃料が上がるほど「配慮の足りないお隣さん」を避けられる確率が上がるます。
3. フィラデルフィアの賃貸では基本、不動産業者の仲介手数料は必要ない
部屋を契約した場合、借主が大家さんに払う一ヶ月目の賃料は、不動産業者さんに支払われます。
そのため、日本でよく見るような不動産屋さんに対する「家賃の一ヶ月分」と言う手数料が存在しません。
ただ、何も知らない状態で日本人の不動産屋さん(後述)に「仲介手数料はいくらですか?」と聞くと、上記の説明を省いて「一律〜ドルいただいています」と回答されたりする。
たまたま不審に思った友人からの問い合わせでことが発覚。
こんな風に、こちらが知らないのをいいことに足元を見られる事があるようなので、私は「日本人の業者さんには注意が必要」と言う認識です。
たまに、物件によっては、上記のように「初月の賃料を大家さんからもらう」になってないパターンもあるようで、その場合は不動産屋さんが借主から直接「手数料」をとることはあるようです。
4. 早めの連絡が肝心。一般的な物件サイトから探すなら渡米1ヶ月半〜2ヶ月前くらいから動くのが良し。
Trulia、Apartments.com、Zillow、Very Apartなど入り口の物件サイトは比較的どれでも大丈夫だと思いますが、気に入った物件があった場合、そこから問い合わせをしてもすぐに返事が返って来ません。
びっくりするくらい返ってきません。
一週間から二週間くらい経ってようやく、登録したEメールアドレスに返事が。
こちらの方は返事が遅くなっても気にしない(なんなら見落としても気にしない)事がままあるのです。
積極的に声をあげる事が重要。yelling customerになろう。
他には、お返事が電話番号を使った「ショートメッセージ」の場合が。
日本から連絡をとる場合、海外からのSMS(ショートメッセージ)が高額にならないよう対処が必要かもしれません。
ってか届くのか?
何れにせよ「メールに対するレスポンスが非常に遅い」と言うのを念頭に動くのが吉。
尚、渡米後で連絡先がわかれば、電話をするのが一番手っ取り早い。
5. フィラデルフィア警察のCrime Mapper
自分の気になっている任意の場所の「過去半年までの犯罪発生状況」を以下のWeb Pageで調べられる。
少し地図が見にくい印象ですが「Draw a box」のボタンをクリックして、地図上でぽちぽち調べたい場所を囲うと、その場所での犯罪(殺人、盗難、強姦など)の発生場所/時間を調べる事ができます。
「ここなら絶対大丈夫」と言う場所はないとは思いますが、危険な地域を避けるのに参考になるツールです。
一人暮らし用の間取り
私は一人暮らしだったため、主に以下の二つの条件で物件を探しました。
Studio = 1ルーム
一つの仕切りのない空間にキッチン、寝室が入っている。
1 Bedroom = 1DLK/1DK
キッチン/ダイニングのある部屋とは別に、仕切られた寝室が一部屋ある。
基本的に「日本よりめっちゃ広い」ということを念頭に入れていた方が良いです。
費用面で考えるべき項目は?
敷金(セキュリティーデポジット)
初月の家賃
つまり、お家賃二ヶ月分くらいがあれば概ね大丈夫です。
礼金や不動産業者への仲介手数料は必要ありません。
また、洗濯機・乾燥機、冷蔵庫は大抵ついていますが、洗濯機・乾燥機は共用のランドリールームが地下などにあるのが一般的です。バスタブはないこともしばしばです。
家探しモデルプラン
一番大変な家探しは「渡米と同時に」探さなければいけない時だと思います。
自分や周りでよく目にするモデルプラン例をご紹介します。
1. 渡米前に情報収集→不動産屋さんと連絡→渡米後に内見して決定(手間がかかるけど安心感あり)
数ヶ月滞在可能な家具付きの家に住んで家探し、または、1~2週間は民泊を利用して家探し
良くあるパターンはこちらだと思います。
Googleストリートビューで街の様子はわかりますが、街の雰囲気を肌で感じた上で(可能なら不動産屋さんの地元の情報を聴きながら)部屋を探せる安心感があります。
私は(現在はもうないのですが)現地NPOが経営する留学生専用の短期〜長期滞在施設に半年ほど滞在し、その間に長期的に住む家を探しました。
日本・フィラデルフィアの時差は13~14時間となるので、来て1~2週間は思ったよりも体調が悪くなりがち(特に冬)。また、欲を言えばある程度の土地勘を得てから家を探したいところ。
私は体質的に時差ボケの影響を受けやすいため、短期間のうちに全て決めるのは不可能と判断して、上のような選択になりました。
1~2週間の短期滞在ならAirBnBが便利です。
また、家賃が10%プラスなど、条件付きで短期間(数ヶ月)の滞在が可能な家具付きのアパートもあります。
University CityのものでAxisと言うジム付きで良心的な価格のアパートがありますが、他にも探せばあるのではないかと思います。
2. 渡米前に日本人の不動産業者さんに全てお任せ(費用はかかるが手間が減らせる)
部屋探しに加え、電気ガス水道等の生活のセットアップ、到着時の空港のお迎え等のパッケージを提供してくれる日本人の不動産業者さんに依頼する
アメリカの都市部には良くある事のようですが、フィラデルフィアにも、物件探しと合わせて、生活のセットアップをパッケージにしている日本人の業者さんがいます。
しかし、中にはフィラデルフィアの奥様コミュニティー他、良い噂を聞かない方や「ポイント」の項で記載したような残念なお方もいらっしゃいました。
費用面を抑えたい場合、日本人の業者さんはやめた方がいいかも知れません。
金銭面に余裕があり、むしろ手間を省きたい場合は、そういった日本人業者さんを頼るのが良いかもしれません。
その他
フィラデルフィアの日本人コミュニティのFacebookページがあります。
Philadelphia Japanese Academic Community
また、家探しに関するコミュニティ(英語)もあるようです。

